のりまき

バッド・エデュケーションののりまきのレビュー・感想・評価

バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)
-
映画監督エンリケの元に同級生イグナシオが現れる。かつて幼いながらも恋に落ちた2人だが、マノロという神父に横恋慕され別れさせられたのだ。自作のシナリオを渡され、渋々読んだエンリケはその内容に魅了される。『訪れ』と題された作品は2人の少年時代から始まっていた・・・。
ミステリーとしてはどうかと思うが作り方は上手い。
アルモドバルのいつもの我欲剥き出しの人間像が凄い。特にラブシーンが『ブエノスアイレス』級なので間違っても『芸術映画っぽいから家族と見よう!』とか思わないように!
ボーイソプラノの「ムーンリバー」「帰れソレントへ」は初めて聞いてかも。
当然画面も美麗で鮮やか。サハラの赤い窓。イグナシオのアパートのすごい装飾のドア。印象的。
自分はまた見るかもしれないけど、人は薦めない類の映画。
のりまき

のりまき