トノモトショウ

ハメットのトノモトショウのレビュー・感想・評価

ハメット(1982年製作の映画)
2.0
この物語で本当の意味でハード・ボイルドなのはフレデリック・フォレスト唯一人だ。全体を通してヴェンダースの個性は失われていないと思うし、画面の構図や使われる音楽にも独特の渋い雰囲気がある。しかし結局のところヴェンダースにはこういう物語は向いていない。ストーリーの骨格はしっかりしているだけに、ちょっと残念だ。