のんchan

外科室ののんchanのレビュー・感想・評価

外科室(1992年製作の映画)
4.1
🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

桜🌸の開花宣言を耳にする季節にピッタリの作品。

『一瞬のような50分、一生のような50分』
というサブタイトル

30年前、坂東玉三郎の映画初監督作品。
原作は泉鏡花の同名短編小説。

これを観た動機は加藤雅也💗
なんと、吉永小百合の次にキャスト名が出る主役🌟
(玉三郎さんのお墨付なのね✨)


医学生の高峰(加藤雅也)と友人の清長(中井貴一)が🌸の咲く春の植物公園を散歩していると、そこで伯爵御一行様とすれ違う。

その時、高峰は伯爵夫人(吉永小百合)に一瞬で恋に落ちる💘それは夫人も同じ気持ちだった💓

9年後、病院の外科室に伯爵夫人が横たわっている。それを執刀するのは外科医となった高峰だった。

麻酔を頑なに拒否する夫人。それは、うわ言で心に秘めたことを言ってしまうのが恐いから...

麻酔もせずメスを入れる
「あ」
「痛みますか」
「いいえ、あなただから、あなただから」

その後はナイショ🤫


夢の世界のような独特の世界観を味わう事が出来た🌸

役者もさすがに玉三郎の力で揃っていた。
中村勘九郎、片岡孝夫、中村扇雀、鰐淵晴子、南美江、広田玲央名、毬谷友子、坂東玉三郎(若葉竜也に激似)他

音楽はヨーヨー・マ、エマニュエル・アックス


🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

冒頭シーンで『白蛇』が出てくる。神の使いという隠喩。

私は実際に見たことがあります🤍お世話になった先輩がまだ若くして亡くなってしまい、ご自宅に駆けつけた暑い夏の日の午後。
悲しみの中、実家(新潟駅近くの一応都会)に戻って来て玄関を開けようとした、その時、私の目の前に1m以上ある白蛇が横たわっていたのです😱
その時はまだ20代で、祖母を大きな声で呼び「玄関にウナギみたいなのがいるよ〜😰」と。祖母が駆け付けてくれた時、もう目の前には居なかったのです。
もう一度言います。一応新潟ですが実家は都会🏙にあります。
蛇🐍など見たことなく、料理の上手い祖母がウナギを買って落としたのかと思ったから...その後、鼓動の激しさは治まらず祖母から慰めてもらったけど...先輩のお宅は遠く、少し山の中でした。
祖母が「きっと帰り道、守って付いて来てくれたんでしょう。あなたにアリガトウ、サヨウナラの挨拶して行ったんだね」って🙏
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