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ごろつきのbluetokyoのレビュー・感想・評価

ごろつき(1968年製作の映画)
2.9
キックボクシングかあ。当時の選手も出ているみたいなので、そういったところは、興味深い。
任侠映画も行き詰まってきて、いろいろなネタを出すわけだ。ただ、やはり、もう、面白くはない。、

ちなみに、ごろつき、というのは主人公の大場勇が、ごろつきと呼ばれていたからに過ぎない。ごろつきの映画というわけではない。

簡単にあらすじ。
北九州の炭鉱から、貧しさゆえに、東京へ出稼ぎに来た、大場勇と幼馴染の山川一郎。
とくに、大場勇は、テレビでキックボクシングを見て、できれば、選手になって稼ぎたいと考えている。
だが、東京へ着いたものの、当てもなく、空腹で座り込んでいた。
そこに、ある老人がやってきて、おでんをおごってもらった。

翌日、新聞配達の少年、ヒロシから沢田ボクシングジムを教えてもらった。
さっそく、大場勇と山川一郎は入門する。
大場勇は、ついでに、沢田ボクシングジムに家政婦として就職する。
山川一郎は、金持ちの家のイヌの飼育係りになる。
大場勇がイヌをいじめたので、クビになるが。

ある晩、痛めつけられている人たちがいるので、大場勇と山川一郎は、痛めつけている連中を倒した。
痛めつけられている人たちは、流しの歌い手だった。
親方のもとへ、勇と一郎を案内した。親方の浅川正義は、かつて、勇と一郎におでんをおごってくれた老人だった。
ということで、勇と一郎も流しを始める。
さっそく、嫌がらせをやりに連中が来る。その連中を痛めつけると、やくざの親分、唐沢重吉が登場して、カネを払っていく。

浅川正義に事情をきいてみると、もともと、浅川組というやくざだったが、解散して、流しをやることになった。ただ、唐沢重吉だけは、そのままやくざをやっていた。浅川は唐沢にカネを借りてしまった。土地建物の明け渡しを要求して、嫌がらせをしている。

大場勇の試合が決まった。ヒロシが喜んで、試合を見に行くと言ったが、唐沢の車にはねられた。
勇は試合に勝って、すぐに、病院に行くが、ヒロシは亡くなっていた。

浅川の家が放火で全焼した。

浅川は、犯人が唐沢一味だと知っていたので、単身、乗り込むは殺された。

山川一郎は、単身、唐沢一味のところに殴り込みに行くが、逆に殺された。

大場勇は、ついにブチ切れて、単身、唐沢一味のところへ殴り込みに行き、大暴れして、唐沢重吉を切り殺した。

沢田ボクシングジムから大場勇の家族へ手紙。

沢田ボクシングジムへ入門したときに、喧嘩をしてはいけない、となっていたわけだが。
マキノ雅弘監督にしてもこうなってしまうものなのか。
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