津軽系こけし

エヴァの匂いの津軽系こけしのレビュー・感想・評価

エヴァの匂い(1962年製作の映画)
3.8
愚者ありき


🃏ジョセフロージー作品初鑑賞
🃏ジョセフロージーの代表作
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🔷モノクロによる陰影の深みが、心理の底と現実の体現の間に衝撃的なギャップを生み出す。
ジャンヌモローの”ヴァンプ”ぶりが煌めき、劣等感の構造に縛られたどうしようもない執念、血みどろっぷりが恐ろしい。

そしてやはり生足、どうしてこう映画界隈では足が性の象徴となるのだろうか🦵🦵


🔶他の方も指摘される通り、編集も印象に残る一作であったが、階段の隙間とか鏡とか、どうにも私は胡散臭いと思ってしまった。

驚愕はするけど、ごめんなさい、イマイチ乗り切れない作品でした。

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🃏まとめ🃏
どちらかといえば兄貴との話の方がすこぶる気になる。ヌーヴェルバーグ期に作られた今作、フランス映画の先行をするもう一つの道が今作にもあったのだろう。
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