群青

キングコング2の群青のレビュー・感想・評価

キングコング2(1986年製作の映画)
1.4
生きとったんかワレ!と突っ込まざるを得ない冒頭。
なんとコングが生きております。前作あんだけ切なく死んだのに生きてます。医者によって生かされておりました。タイトルのKing Kong Livesといい、生きてた展開といい、13日の金曜日の続編にも重なる笑


新しいコングが現れます。

そのコングが現れるのは映画が始まってわずか8分です。8分です(2度目)
8分で新しいキングコングが出てきます(駄目押しの3度目)
多分キングコング映画でキングコングが出てくるまでが最も短い映画でしょう笑

いや本当は開始直後なんだけどそれは前作のダイジェストなので。ということで1976年版の続編です。10年経って続編をやるなんて今頃の続編のよう。


そして主演がなんとリンダ・ハミルトン!マジか!
殺人マシーンと戦った後コングを追いかけることになるとは笑
そしてこの医者がコングに大手術を行う。コングのための特製人口心臓をつけるのだ。そのオペシーンがどう見てもギャグにしか見えない。

何十人もの医者が出てきて、でかい輸血袋にでかい医療器具。数人がかりで腹を開けてでかい心臓を取り出す。それをリンダ・ハミルトンがあの殺人マシーンに追いかけられてる時と同じマジな顔でやってのねるのだ。爆笑。


さらに面白いことに新しいコングはメス。瀕死だったオスのコングは目が覚めた瞬間誰から血をもらったかすぐに分かって切なく叫ぶ。
そしたら遠くで飯を食べてたメスコングが切なく叫ぶ。
ファ、ファ、ファンタジー!!笑


オスとメスのコングということで、大体予想できる展開もちゃんとやったりしている。キングコングというより猿の惑星の続編のような展開。
ここらへんのぶっ飛び感はかつての1933年のコング続編とダブる。
コング映画のようでコング映画ではないのだ。
誰がコング同士のいちゃつきを楽しめというのだろうか。いやかなりのマイノリティだろう笑


ということで結構な珍作でした。
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