『ショーン・オブ・ザ・デッド』でその名を知られる、エドガー・ライトが監督を務め、サイモン・ペッグ、ニック・フロストが出演者に名を連ねる3部作第二弾の爆笑アクション・コメディー。
なんと劇場公開を求める署名運動によって、日本での公開が実現した話題作でもある。
ロンドンのエリート警察官・エンジェル。
あまりにも、成績が優秀すぎて
「他の警官の仕事がなくなる」という理由で
ある村の田舎警察に左遷されてしまうありえない始まり。
平和ボケで何も起こらない田舎町ではエンジェルの出番はないようにも思えたが、
ある日を境に不可解な事故が連続して起こり、
「これは連続殺人事件に違いない！！」
そう信じるエンジェルだったのだが、他の警察仲間は「事故だよ」と信じてくれない・・・
果たしてこの事件の真相は？？
仲間もおらず1人で空回りするエンジェル。
仕事の出来る人間が疎外されるなんて、映画だけでなく、どこの世界にもあって、そんな主人公が、最後にはぶち切れて大暴れするシーンは切なくも苦しい。
本作も『わらの犬』『オーメン』など映画愛溢れるエドガーライト監督おなじみの名作パロディがあって、目が離せない。
コメディ映画ではあるんだけど、途中から激しいほどのアクションシーンてんこ盛りでついていけなくなりそうになったけど、激しさはかなりのもの。
前半と全く異なる後半の怒涛の展開に度肝抜かされます。
コメディだと侮る流れ、殺人事件のシーンは 予想以上にグロいので、心して観たほうがいい。
おバカでグロでホラーな世界観が好きなら同じスタッフ・キャストの『ショーン・オブ・ザ・デッド』と併せて是観て下さい。
