このレビューはネタバレを含みます
○「常に何かが起こっているんだ」(ニコラス・エンジェル巡査部長)
軽い気持ちで観始めたら、演出等かなり好きでハマってしまった。
ロンドンのエリート警察官が「仕事ができすぎるから」という理由で田舎の所轄に左遷され、小さな事件を解決していくうちに殺人事件発生。しかし所轄の誰もが事故だと言ってろくに捜査をしようとせず…というあらすじ。
いかつい音楽とともに物語を前へ前へ進めていくテンポのよい編集が◎。
エンジェルが被害者全員のプロフィールの関連性から導きだした、いかにも真実っぽい殺人動機が実はもっとしょぼい、ひねくれたものーー村の景観を破壊する屋敷を建てたから等ーーで、近隣監視同盟が村の品位を落とすと見なしたから殺した、というネタバラシには、エンジェル同様、空いた口がふさがらなかった。コナンの昔のアニオリの殺人動機もこのレベルのあったな…
ダニーがエンジェルに感化され、一人前の警察官として成長していくのはバディものの王道。最高。
近隣監視同盟のジジババたちが当たり前のようにショットガンぶっぱなしはじめるクライマックスは超見ごたえあり。
いちいち死にかたがグロいのは監督の趣味か？
