蜘蛛の瞳／修羅の狼 蜘蛛の瞳のmtmtのレビュー・感想・評価

「蛇の道」の後日譚。娘の復讐を果たした新島は同級生だった男の会社で働き始める。そこは看板こそ貿易会社だが、裏では殺しをビジネスとしていた…。ストーリーは有るような無いような感じ。白眉は時折描写される殺された娘の幽霊あるいは残像。新島夫婦が住む家もある意味廃墟のような雰囲気を醸し出しており、まさに黒沢清監督らしい映画。