シン

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳のシンのレビュー・感想・評価

4.1
黒澤映画を見ていくと訴求的にあの映画のここもやばかったなと自分の中で評価が上がっていく。

この映画は黒沢映画の中でもすごく実験的な要素が多い気がする。演出だったり撮影に自然と意識が向きやすい作品なのかな、内容も面白いんだけどそっちの方が個人的には印象に残った。全カットアイデアがある。カタログみたいで勉強になる。ポスターになってるシーンはとてもグッときた。あと4人で挟み撃ちするシーン最高

間がすごく良く、やっぱりMV的な映像だなって回路を見て思ったけど、冒頭のタイトルが出てくるまでのワンカットで完全にそうだ、って思った。それが俺はめちゃくちゃ好きだ。

脚本と映像の面白さのシナジーというかグルーヴ感みたいなのは蛇の道の方が感じられた。こっちはなかなか渋い作品になっている。
シン

シン