シュールな笑いと怖さ
『蛇の道』の後日談にあたる本作。復讐を終えた新島の前に現れた高校時代の同級生・岩松。彼から仕事の依頼を受けることになり、新島は暴力の世界を歩むことに。
『蛇の道』から一変し、他の方のレビューにもある通り北野武作品のようなシュールな展開が癖になる本作。コメディっぽさもあれば、急にホラーに変貌したりと色々と忙しいです。清と武が同じスクリーン上に存在しているかのような変態度。展開が早すぎて落ち着けない。80分の作品なのに脳が疲れました。
復讐から発展した人生の虚無感。『蛇の道』では描かなかった、「復讐した後に残るものは何もない」をまさかの本作で描く。単体として観る面白さもあれば、二部作として楽しむこともできます。嫌いじゃない。
ダンカンの怒らせたらヤバい奴感が良かった。
2024.5.10 初鑑賞