このレビューはネタバレを含みます
娘の復讐を完遂した新島のその後を描く2作目。
謎の塾講師ではないけど、相変わらず謎の仕事をしてる新島だったが、ある日同級生の岩松に誘われて、やっぱりどんな事業をやってるのかわからない岩松インターナショナルとかいう謎会社に入る。
しかし、案の定闇の仕事をすることになって、上層部の命令で岩松がヤクザと接触しているというのを監視することになる。
ハッとするシーンはいくつもあるのだけど、やっぱり観終わった後に「蛇の道」を観た後ほどの満腹感は無かったかな。単純に話とかも好きだったからからもしれない。
こっちは笑っちゃうシーンが多かったように感じて、特に突然始まる哀川翔と菅田俊のおじさん2人の俯瞰長回し追いかけっこと、横移動する画面をふんだんに使って大杉漣が車からあの手この手で主人公を追い回すシーンは笑ったわ。
最後は岩松も含めてほぼ全滅エンドだったけど、主人公や奥さんは娘の幻影を見続けるし、主人公の歪んだ日常は続いていくっていうラストは後味悪いなぁ。
前作は香川照之の圧倒的な気持ち悪さが絶品だったけど、今回はダンカンの何考えてるのかわからない感じが素晴らしかったな。