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劇場版 虫皇帝のYSKのレビュー・感想・評価

劇場版 虫皇帝(2009年製作の映画)
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カブトムシやクワガタ、カマキリを始めとする昆虫軍と、サソリやムカデ、クモを始めとする毒蟲軍が狭いケースに入れられどちらかが動けなくなるまで戦わせられるのを見るだけの作品…作品?

決してムシが可哀想だと言うつもりはありませんが、生きるためではなくただただ娯楽のために殺し合いをさせるのはどうかなという感想、藤波辰爾でなくとも「我々は殺し合いをしているんじゃないんだ!わかってください!」と言いたくなることは必至
さらにいえば生の殺し合いなので見た目がかなりエグイことになっており、足が飛び羽がちぎれ体液をまき散らし死んでいく様は、そういうものだと思っていてもまあ不愉快

特に毒蟲軍の面々はそもそもが殺意に満ち溢れており、昆虫軍の殆どの選手の耐久力では一方的に蹂躙されるばかり、そもそも生半可な生き物ではサソリの甲殻をどうにかできるはずもなく

悪趣味で、かつ気持ち悪いから虫が好きな方、虫の解剖が好きな方、悪趣味なものが見たい方、バラモン兄弟以外は見ないほうがいいと思います
ほんの一瞬でも『香川照之の昆虫やばいぜ!』的な作品を期待した私が愚かでした
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