セガール幹事長代理

劇場版 虫皇帝のセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

劇場版 虫皇帝(2009年製作の映画)
3.0
昆虫の毒に昆虫のパワーが挑む、最強の虫決定戦が開幕する話。

人間の娯楽の為に生き物が戦っているだけの映像が続くので、競馬や闘鶏を受け付けない人には向かない。

全体を通してムカデが強すぎて対戦相手に哀れみを感じる。
タガメVSムカデとか戦う前から勝敗分かってるので飛ばしてもいいかもしれない。

ベストバウトはネプチューンオオカブトVSダイオウサソリの一戦である。

個人的に観ていて一番安心できるセクシー男優・黒田悠斗を彷彿させる艶やかなボディの質感と、異常に発達した角が特徴のこのカブト虫は、まさに腕力の象徴ともいえるナイスガイだ。

対するダイオウサソリは、サイズこそカブト虫に劣るものの、世にある邪悪を寄せ集め、具現化したような禍々しいオーラを放つ。
男優でいったらイェーイ高島あたりか。

三角絞めを連想させる足と足の絡み合いが私の手に汗を握らせたが、一瞬の隙をつきサソリの針がカブトの肛門に突き刺さり勝敗が決する。
相手の弱点を見抜いたサソリの作戦勝ちといえるだろう。

1584年、九州地方にて龍造寺家の大軍を島津家が僅かな兵力ながらも高い戦略と得意戦法『釣り野伏せ』で叩き潰した沖田畷(おきたなわて)の戦いが脳裏をよぎり、私の目頭を熱くした。

『双方の不利にならないように、ケースの壁は足が引っ掛かる素材を使ってます』みたいな前説がシュールで結構好きでした。


あゆこさんのレビューより鑑賞。
ありがとうございました😇