りえぞう

コンタクトのりえぞうのネタバレレビュー・内容・結末

コンタクト(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

アマチュア無線と天体観測が大好きな少女エリー。そのまま大人になって地球外知的生命体の存在を研究する天文学者へ。

幼少時の好奇心旺盛なエリーと、娘の興味を温かく見守り応援する優しい父親が描かれていて、映画開始とともにこれは好きな映画と確信!
オープニングの宇宙のシーンも素晴らしかった。地球から急速に離れ、ついには太陽系外に飛び出し、この宇宙が少女の瞳に宿っているという映像なのだが、後の重要なエピソードに繋がっていて合点でした。

科学とはある現象に法則を見出す、いわば理屈を付けていくものとして、証拠がなければ信じることはできないと言い切り、神の存在さえ否定したエリー。
しかし、地球外生命の研究を進めていく原動力はまさに宇宙人の存在を信じる心。
そして宇宙での体験を証明するもののないエリーが世間の人に伝えられるのは、自分を信じてもらう心だけ…。
科学と信仰心が対立するものとして挙げられていたが、ラストはエリーの立場が逆転し、どちらも肯定するような展開が良かった。

「この広い宇宙に地球人だけだったら、スペース(宇宙)がもったいない」
このセリフ大好きです!
りえぞう

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