なんかめちゃめちゃ好きだった。
カール・セーガンの原作が好きで読んだ。やたら長いし、非常に難解で辛かった記憶もあるけど。科学や宇宙が少し分かった気になりたかっただけかもしれない。
映画も然りで、宇宙SFかと思って見始めるが、宇宙物理学を飛び越え精神論、哲学の方に舵を取る。科学的な側面から見た時の機体外からの観測結果と内部の経過時間の膨大なズレに謎とロマンがある。
映画は宇宙から受信した電波を音声化してゾワゾワさせる演出が最高だった。世界最大を誇ったありし日のアレシボ電波望遠鏡（実物）も現役だった状態で映ってる。
マシュー・マコノヒーがまだ若手で出てくるし、この時は十何年後かにまさか自分が主演の本格SFが作られるとは思うまいて（インターステラー）。
そのほかの印象に残ってるのは名声を横取りする奴（結局因果応報）、宇宙人の存在を認めない宗教盲信者の過激さ、宇宙で延命治療する大富豪など。あと北海道の北にある巨大施設の日本人職員の風貌もちょっと気になった。
あの後主人公が世間からどう扱われたのか、ちょっと不安。
