ふみ

コンタクトのふみのネタバレレビュー・内容・結末

コンタクト(1997年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この広い宇宙で地球人しか知的生命体がいないとしたら… ✌︎ 空間(スペース)がもったいない ✌︎ とりあえず今後これは使っていくとして(どこでよ)、ジョディ・フォスターがとにかく可愛い。それだけでも観る価値が充分にある作品。神父さんとのラブロマンスで終わってしまわない、芯のある格好よさ。67光年先でのまさかの再会に少女に戻る可憐さ。振り回されます。折々で現れる象徴的な三角座り、終盤の浴衣姿も素敵。
1997年にここまで説得力ある、観ていてちゃっちくない映画を撮れるのがすごい。カール・セーガン博士の原作あってのことか… と思ってたら、あのバック・トゥ・ザ・フューチャーのロバート・ゼメキス監督作か、そりゃそうですわ。
脚本家さんは存じ上げなかったけども、個人的にはあのおじさまの扱いが絶妙だったなと。ええとこ全部かっさらっていくけど、あれこれめんどくさい部分調整してくれてる面もあり、自身でずるい自覚もあるし相手に言ってしまうことで時代や世間のせいにもっていって、結局いちばん大きなところ引っ被ってしまうという… イキな香りのキッツさんもイチイチネガティブな茶々入れてきてなんやねんと思ってたけど、そういう存在があるから国が守られるという側面もあるわけで。日本の扱い(下請けでこっそり2基目作る)や後半の特撮感はちょっと個人的にはまってしまった。
神の存在を「実証できないから信じない」と言い切った彼女が、自分の18時間の経験を語る姿が全く神の啓示を語るそれだったあのシーン、それこそ言葉にできない気持ちになったなぁ。
ファーストコンタクトから民間の底力的解析、政府との軋轢、挫折、謎の超老人の救済等々、長さを感じさせない面白さでした。
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