『生存の義務は、私たち自身のためだけのものではない』（カール・セーガン）
父親の大好きな作品なので絶対小さい頃何回か観てるんだが（金ローとかで）ちゃんと観たのは初めて。前の職場でおじさんたちがみんなゼメキスを好きだった理由がやっとわかった。もちろんBTTFも好きなんだけど、これは★5をつけちゃう…。インターステラーとかメッセージ好きな人はぜひ。若きジョディ・フォスターとマシュー・マコノヒーもいいですね〜〜！科学者と神学者のカップルとても推せる。化学も宗教も本質的なところは似てるもんね。あと数を言語とするアロウェイ博士が「詩人を乗せるべきだった」って言うところ、どっちの尊さも教えてくれる映画ですごい。
世界中の英知が集って、どんなに長い時間と莫大なお金を費やしても、手が届かない場所がある。「科学的に証明できない」、だからこそ求めずにはいられない。たとえその結果に誰もが納得する証拠が残らなくても、空を見る理由をひとつ増やして、夢を語れる。宇宙の神秘にほんの少し近づいたという実感を与えてくれる。その挑戦の偉大なこと。宇宙を目指す人たちの格好よさが詰まった映画。
銀河の果てにいるかもしれない誰かを独りにしないために、私たちは在り続けなければならない。
