ワルキューリ

コンタクトのワルキューリのレビュー・感想・評価

コンタクト(1997年製作の映画)
4.5
亡き父の影響で天文学者となったエリー・アロウェイは、周囲の理解を得られないSETI(地球外生命体探査)に熱を上げていた。ある日、宗教学者のジョスに出会い、お互い恋に落ちる。しかし宇宙探索プロジェクトは天文学の先達であるドラムリンの横やりで補助金打ち切りの目に遭い、大富豪のハッデンの援助で研究を続けるも、さらに天文台の利用期間の時間切れを目の前にしていた。
そんな中、彼女はついに宇宙から発信された何らかの暗号と思われる電波を受信する。それを解析した結果、明らかになったメッセージを巡り、人類の中で大きな議論が沸き起こり――

人間が信じる神、そして科学とは何なのか。
目に見えないものを信じるのが宗教、実証的な学問こそが科学だと思い込む地球人、その常識を遥かに上回るヴェガ人に相対した時が根底から覆される。
神の実在を疑問視するもしも自分が同じ話を見聞きしたらどちらを信用するのだろうか、そもそも実在するという意味は?
うーん悩むなあ