ラファ

リトル・オデッサのラファのレビュー・感想・評価

リトル・オデッサ(1994年製作の映画)
4.6
力強いパフォーマンスに支えられた当時に23歳だったジェームス・グレー監督のデビュー作...
ヒットマンについての映画なのに見事に抑制されています。
これは、脚本と演技が高いレベルであるお陰で、僕がほとんどいつも夢中になってしまうような控えめな映画製作です。

グレイ監督は1993年のニューヨークのひどい吹雪をうまく利用しましたねー 
ブライトンビーチはシベリアのように見えます。

タランティーノやロドリゲスほど派手なデビューではありませんが、一流の監督になる可能性を示唆する方法で確かにに印象的です。

本人が当時の数年前に母親が亡くなり、父親が犯罪者になり、鬱病を患って不安の毎日を過ごしてた彼がこのストーリーを書いたのです。
自分のトラウマをアートに変化し、見事に出来上げた作品です。
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