諸星だりあ

戸田家の兄妹の諸星だりあのレビュー・感想・評価

戸田家の兄妹(1941年製作の映画)
4.0
佐分利信、昌二郎兄さんのターンであるクライマックスが小津安二郎作品でも屈指のカタルシス。
テレビのない時代ゆえのホームドラマ映画だが、現状80年経った今でも「家族間の確執」は普遍的なテーマとして心に迫ってくる。

「口先なんかどうだっていいんだ、問題は誠意のあるなしだ」
「僕の言ってることに間違いがなければ、兄さんにも帰っていただきますよ!」

小津作品初の大ヒットだったそうだが、納得である。
諸星だりあ

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