みてべいびー

ウェディング・バンケットのみてべいびーのネタバレレビュー・内容・結末

ウェディング・バンケット(1993年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

期待を遥かに超える面白さだった!ドタバタだけど家族愛や三角関係もあり、台湾文化とアメリカでの生活との間で板挟みされる主人公の気持ちがしっかり描かれててよかった。それにしてもサイモンがいい奴すぎる!彼のゲイ感がいい味出してる。そして本当は全部わかってるお父さんも好きだった、親の鑑。
めっちゃ笑ったのは、博士号二つ持ってて五ヶ国語話せる身長177cmのオペラ歌手がまさかの実在しちゃうところと、ウェイウェイが「ホモだと信じてたのに!」って取り乱すところと、彼女が料理中おたまの中の具材放り投げるところ笑笑。
「同性愛は一時的なものよ」って言い聞かせて止まないお母さんには思わず苦笑してしまうけど、事実こういう反応する親が多いんだろうね。ウェイウェイが中絶しようとしてるのに勘づいて外出を止めようとする場面も切ない。
ウェイウェイが彼女に結婚衣装返しにいくシーンの会話が観てて一番辛かった。
母「世代は違っても女は女よ、夫や子供ほど大事なものなんてないわ」
ウェイウェイ「違います」
母「まだ若くてわからないのね泣」
価値観が違うんです、、、とは言えないウェイウェイの気持ちが痛いほどよくわかった、ああいう場面て現実にもよくあるよな。
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