Jeffrey

レッド・バロンのJeffreyのレビュー・感想・評価

レッド・バロン(1971年製作の映画)
3.0
「レッド・バロン」

冒頭、第一次大戦最中の1916年。大空高く飛びまわる飛行機。カナダの農夫出身、追撃、敵視、対峙、合図、空中合戦。今、貴族出身の男の物語が始まる…本作はロジャー・コーマンが1971年に米国で撮った戦争映画で、この度BDが発売され購入して初鑑賞したが面白い。第一次大戦下のヨーロッパ前線を舞台に、ドイツ軍のエースパイロットこと貴族出身のマンフレート・フォン・リヒトホーフェンの騎士道精神による誇り高い戦いや、英軍パイロットのブラウンの戦闘を対比したフェアプレーの対戦が描かれた戦争巨編である。すごい事に大量殺戮へと変貌する近代戦争の変わり行く姿がきちんと捉えられている。今回こちらも日本語吹き替えが収録されていた。

さて、物語は第一次大戦最中の1916年。ベルケ少佐率いる飛行隊に加わったのがマンフレートである。彼は実践的な飛行術を会得し頭角を現す。隊には彼を敵視する若き日のゲーリングがいた。英空軍ホーカー少佐隊にロイ・ブラウンが加わる。ブラウンはカナダの農夫出身であり、ベルケの編隊とホーカー隊と対峙する。ホーカー機に追撃を受けたベルケはリヒトホーフェンに合図し堕落。そして実績は上げていき、欧州戦線の戦場は悪化の一途をたどり、ドイツの敗色が濃くなる一方である…。この映画爆破シーンとかはあるのに、なぜかビビるほどに盛り上がりに欠けていててもうちょっと盛り上げを作んないときついね。
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