ヴィムヴェンダース監督によるブルースの映画。
私もあまり聴いたことが無いような、古いブルースのミュージシャン3人と彼らの曲をカバーしている現代のミュージシャンの演奏を交互に登場させるという、面白い構成だった。
紹介されたのはブラインドウィリージョンソン。スキップジェームズ。JBルノア。
ブラインドウィリージョンソンとスキップジェームズの若い時は、再現ビデオ的な創作した映像も交えている。
地球の音楽として宇宙船に載せて発信されたブルースのエピソードや、伝説的なアルバムをレコーディングしたのに印税ではなく40ドルを選んで、しばらく行方不明になっていたエピソードが面白かった。
JBルノアは、女性を犬扱いするなとか、ベトナム戦争の歌とか、歌詞も素晴らしく、ブルース界のキング牧師らしい。
カバーしたミュージシャンはルシンダウィリアムスと言う白人女性のギターがかっこよかった。
ブルースって月曜の朝起きたら雨が降ってて辛くてもうヤダみたいな暗い歌ばかりじゃないんだなあ。
楽しむというより、お勉強になる作品でした。