全編がモノクロで格調高い映像で美しい
若尾文子が出演作を振り返って一番自分がキレイに映っている映画と言っていたのに完全に同意する美しさ
山下洵一郎も素朴でピュアピュアな竹人形職人を演じていて可愛ら…
素晴らしい。山里の風景や人物を写す白黒の画面の美しさ。言葉もそれぞれに美しい。
民話のように始まる素朴な良さのあるお話で悲劇に向かうだろうなとわかっていても、辛過ぎることのないちょうどいい展開。
若…
久々に再見して評価を改めた。DVDの特典映像で若尾文子が語っていたが本作の「功績は宮川一夫のキャメラによる」。真夏の京都の郊外でセットを組み、雪降る真冬の映像をつくり込んだというのも当時の撮影所の力…
>>続きを読むこの映画「越前竹人形」は、主演の若尾文子の、なんともけだるく、妖しい魅力に圧倒される作品だ。
着物の着こなし、帯、首すじ、柔らかなおくれ毛、裾からはみ出た脚、白い足袋-----何もかもまぶしいくら…
美しい映像と美しすぎる若尾文子。それだけで眼福でした。
童貞の息子が亡き父が通った遊郭の遊女を好きになり、嫁にする。父への想いがあり、夫婦の交わりを持とうとしない夫。夫の留守にうっかり別の男と交わ…
1963年に発表された水上勉の小説を脚色:笠原良三、監督:吉村公三郎、撮影:宮川一夫、主演:若尾文子の、1963年10月5日に公開された大映の傑作である。「仁義なき戦い」シリーズの笠原和夫の師匠でも…
>>続きを読む宮川一夫の美し過ぎる撮影が水上勉の文学性を引き立てる。
若尾文子ベストの中の一本の氷板も納得のこれぞ大映を存分に見せつける作品。
ようやく喜助の元に戻った玉枝の姿が雷鳴の中見え隠れするショットが…