幕のリア

越前竹人形の幕のリアのレビュー・感想・評価

越前竹人形(1963年製作の映画)
4.4
宮川一夫の美し過ぎる撮影が水上勉の文学性を引き立てる。

若尾文子ベストの中の一本の氷板も納得のこれぞ大映を存分に見せつける作品。

ようやく喜助の元に戻った玉枝の姿が雷鳴の中見え隠れするショットが幽玄的であり死を予見させ、身震いさせられる。

咥え煙草のあややがカッチヨイイ。
玉緒は当たり前として流暢な京都弁も粋。

〜〜

今日の一曲

Goo Goo Dolls - Slide

https://m.youtube.com/watch?v=yP4qdefD2To
幕のリア

幕のリア