にょいりん

越前竹人形のにょいりんのレビュー・感想・評価

越前竹人形(1963年製作の映画)
5.0
全編がモノクロで格調高い映像で美しい

若尾文子が出演作を振り返って一番自分がキレイに映っている映画と言っていたのに完全に同意する美しさ
山下洵一郎も素朴でピュアピュアな竹人形職人を演じていて可愛らしかった

終盤に若尾文子演じる玉枝があの世とこの世の狭間に落ちていくようにさまよってたどり着いた川辺の場面が切なくて幻想的でとてつもなく不気味だった