アラバマ物語のイホウジンのレビュー・感想・評価

映画公開時はアメリカで公民権運動が盛り上がっていた時期なので、そういった世相を反映した映画だとした上で観るとよい。
この映画における｢平等｣とは｢法の下の平等｣であり、決して法を超越したものではない。主人公自身、仕事上黒人差別に反対しただけで、本心は別にあったようにさえも感じる。
子供たちが多く登場するのは、映画の重さを少しでも軽減するためなのだろう。
まあ当時のアメリカを知るという意味では貴重な映画だが、それ以上のものはあまりない。