アダモ

ストリートファイターのアダモのレビュー・感想・評価

ストリートファイター(1975年製作の映画)
4.2
そのへんをトムソーヤが歩いてそうな。
お陽さまキラキラ、とことんのどかなアメリカの田舎町。

流れ流れて喧嘩屋稼業なブロンソン叔父貴。
鬼の如くなマッスルアーマーと長い長い手足。
潰れた顔面。
ひとことで言えば最高。
取り替えのきかない人類普遍のイケメン。
そんな住所不定なサムライトルーパー(笑)。

誇れるものは何もない。
あぁ、あるとすれば人並み勝る喧嘩技術か…。
考えないんだよ、後のことなんて。
身体がさ。
勝手に動いてるってやつ?
努力は嫌いでなぁ。
あるがままに為すべきことをする。
飯食って呑んでヤッてベッドでスヤスヤ。
まさに男達の憧れる最高の中年男性だよな。

そんな天然無敵なブロンソンで一儲けを企むアメリカのルパン三世コバーン(笑)
非常に細身で長身。
その眼差しはするどく、くだけた笑顔は人々を魅了する。
軽妙な話術とイカシタファッション!

ザ、詐欺師(笑)

こんなダンディズムなかなかお目にかかれない。
女と金は天下のまわりもの!
何事にも執着しない俺様がようやく見つけたダイヤの塊(笑)

「かーちゃん、俺プロモーターになるわ!」

燃えて笑って泣けて…。
んで、もう一回観るんだよな。

佳作「スナッチ」の鉄拳ブラピ兄貴とブロンソンの対戦とか妄想すると楽しいよね。

映画産業花盛りな時代(違ったらごめんね)の素晴らしすぎる作品。
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