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カサンドラ・クロスのopokoのレビュー・感想・評価

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)
5.0
2023/12/29鑑賞、ミッドランドスクエアシネマ

午前10時の映画祭で、今年一番楽しみにしていました。

映画上映が2本立てたった頃(いつだよ)、劇場で観ました。
そして、じゃないほうの映画がこちらの作品で、観たかった映画より印象に残った作品。

ソフィアローレンが、列車の扉を開けて落下しそうになるシーンだけが記憶に残っていた。

人間の記憶って本当にいい加減で、
列車脱線のパニック映画→パニック違い
出演者は、マーティン・シーン→息子のチャーリー・シーン
ソフィアローレンの相手役は、カーク・ダグラス→リチャード・ハリス

映画が始まっても、ほぼ初見(じゃないけど)の映像が続く。
最近の映画と違って、最初にキャストやプロデューサーがロールされる(スタートロール?)。
バート・ランカスター?O.J.シンプソン?エヴァ・ガードナー?あれ?なんだか色々思い違いを認識する。
そして、初めて知ったのが、製作にカルロ・ポンティ!ソフィアローレンのご主人!ソフィアローレンが主演しているのがここでつながった。

列車が発車するあたりから、記憶と重なっていく。
1976年作品で、47年も前の作品なのに全く色あせない映像、ストーリー、キャスト陣。

ソフィアローレンの美しさは想像していたが、医師役のイングリッド・チューリンのノーブルな美しさがたまらない。知的でステキすぎる。

リチャード・ハリス、全く記憶がないが、知的で勇敢で包容力の塊。
ちょっと髪型が気になったが・・・それを超えるチェンバレン医師。

ソフィア・ローレン、イングリッド・チューリン、エヴァ・ガードナーと、今の女優よりも距離感。スクリーン上の人だと感じるが、絶対的な美しさがある。メイク(特にルージュ)は今でも真似したい!

今も昔も、政府の怖さ、国に対する忠誠を誓う者たち。
特に昨今のコロナで、防疫服は目新しくないが、列車を隔離していくシーンはアフターコロナの今見るからよりリアルな印象を受けた。
多分コロナの経験がなければ、防疫服に対してリアルは感じなかったと思う。

そして、エンドロールが超短いのもよかった~。
午前10時の映画祭バンザーイ!
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