公開された当時は、フリースタイルラップ というような言葉は、まったく一般的ではないなかで、田我流の文字通りの完全即興・トップオブザヘッドでくりだされる一連のラップシークエンスは最高の一言
このころ…
ここではないどこかにいきたい,しかしそんな場所はない.閉塞感と能動,発散.
温室育ちの私たちはエンタメやアート,シンボルとして消費するのを止め,現実認識の補助線として機能させよう.
抽象に賭けず…
当時、オーディトリウム渋谷て鑑賞。
不況下の甲府を舞台に、土方、ヒップホップ、ブラジル人、タイ人、ジャンキー、ギャル、健康飲料商売、パチ中毒など様々なやるせなさをごった煮にした様な映画。
確かに16…
公開終了後に知って気になってたけどDVD化しないため再上映でやっと観れた。話が細かく飛び過ぎてわかりづらいし全体が長過ぎだし期待以下だったなぁが直後の感想。でも帰り道歩きながらふとその編集のテンポや…
>>続きを読む甲府の街を描くことで、社会全体を暴いてしまったような作品。
閉塞感、という単語だけでは表せない状況。誰もがどん詰まり。行き場がない。甲府はこんなことになっているのか、という素直な感想の後に、これは…
富田克也監督「サウダーヂ」
地方都市を舞台に、土方と移民労働者とヒップホップによるただ流れる生活とコミュニティを描いた167分。
シャッター街に響く苛立ちとかつて抱いてたもの。
行き場のなさが目に…
有名な俳優は出ていない。ドキュメンタリーのように、坦々とひたすらに日常を映しているのだが、何故か見入ってしまう不思議な映画でした。167分と長いのに見れてしまう。地元が舞台なのでガツンときました。見…
>>続きを読む甲府、土方(どかた)、フィリピン、ラップ、ブラジル、などなどが渾然一体。
一見カオスのように見えて、繊細な演出によりそれらが独特の「調子」になってる。
「一つだっちこん!」「そうずらそうずら!(笑)…
2010年頃の甲府。リーマンショック後の不景気と新自由主義的な再開発で空洞化した地方都市の風景。土方、移民労働者の世界が自分にとって強烈な異文化の中に放り込まれた感覚だったけど、実は自分が生きていた…
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