有名な俳優は出ていない。ドキュメンタリーのように、坦々とひたすらに日常を映しているのだが、何故か見入ってしまう不思議な映画でした。167分と長いのに見れてしまう。地元が舞台なのでガツンときました。見終わった後はなんとも言えない気持ちに――。
サウダーヂは終わってる街・甲府の閉塞感や抱えている問題をリアルに描いていた。経済大国日本。大きくなるために失ったもの。今はその経済も破綻して縋れるものがない時代に。土方の仕事すらないのだ。未来が見えない地方の現実を、ただただシビアに突きつけられて救いがない。そこがまたリアルで泣けた。
甲府の街に出れば精司やミャオがいそうです。会いたい。