極黒の女子中学生

世代の極黒の女子中学生のレビュー・感想・評価

世代(1954年製作の映画)
2.9
反ナチのレジスタンスに加わり愛国心を掲げて運動に参加する青年たちを描いた戦争映画。
若者全員がレジスタンスに参加するというわけではなく、食い扶持を稼ぐため仕事に専念する若者もおり、当時の世相が細かく描写されていたと思える。

主人公たちが独断で捕虜を救出するシーンの緊迫度は絶妙で、その点は次回作の『地下水道』で更に磨きがかかっていた。

一面瓦礫の街並みは凄惨たるものだが、主人公の仲間や近隣住民との結束力などが要所要所に見受けられ、ナチやレジスタンスの圧力にも屈しない市民の力強さを存分に感じることのできる映画だった。