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『世代』に投稿された感想・評価

たむ

たむの感想・評価

4.0
ポーランド映画の巨匠アンジェイ・ワイダ監督の初長編映画です。
ナチスドイツ占領下のポーランドを舞台にレジスタンスに加わることになる青年を描いた作品です。
占領から自由になるために戦う事になる物語は、今のウクライナ状況にも近いものがあり、普遍的に考えさせられるテーマがあります。
またワイダ監督のキャリアのスタートとなるオープニングシーンが圧巻です。
タイトルに長回しで舞台となる街を見せていくのですが、ネオリアリズモや溝口健二監督の長回しを思わせる尋常ではない演出力をみせます。
デビュー作から巨匠の風格すら漂っています。
ユーモアのあるシーンもあり、占領下の中での青春劇でもあるところがより普遍的な映画になっていますね。
第2次世界大戦時のナチスドイツ占領下のポーランド。ドイツ軍から石炭の盗みを繰り返していた青年スタフは、若い女性ドロタとの出会いからレジスタンスとしての活動を始める。そしてドイツ軍との戦いに身を投じていく様子を描いた戦争映画。

ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督のデビュー作。本作と「地下水道」、「灰とダイヤモンド」と抵抗三部作と呼ばれる作品群の一作目にもあたる作品。

冒頭から早速長回しでのオープニングクレジットから始まり、当時はまだ28歳の監督とは思えないセンスがいきなり感じられました。

戦時中における若者たちの群像劇という内容で、そこまで革新的とか目新しい訳ではありません。でも画面から伝わってくる他国に侵略された自国を巡る争いの過酷さはリアルなものとして受け取れます。

それも戦後からまだ10年も経っていない時。キャスト、スタッフも全員あの大戦を経験しているからこそ作り出せる雰囲気だったと思いました。

派手さは無くとも職人技のような作風。アンジェイ・ワイダのデビュー作にしてかなりの腕前を見せてくれた作品。そして当時は俳優として活動していた後の名匠ロマン・ポランスキーも出演しているのも注目ポイントです。
コルンプ世代とかいう戦争で無垢な青春を失った若者たちのナイーヴさがイデオロギー的な闘争心に転換していく様。昼間は労働、夜間はサボタージュ。淡い恋心すらも必然的に闘う価値へと結びついていくのが悲し過ぎるな…どう転んでも悲劇にしか行き着かない、しかもあの女性指導者めちゃ可愛いし。

街頭撮影がロッセリーニのようなネオレアリズモ風だった。

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