佐藤克巳

ふるさとの歌の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

ふるさとの歌(1925年製作の映画)
3.0
溝口健二監督最古の残存フィルムで価値の高さは認めるものの、文部省推薦のふるさと賛美を推奨する意図が見え見えの凡作。主人公木藤茂の、小学校卒業式答辞を読んだ秀才が家貧しく進学出来ずに地元残留の農村青年を好演したが、家が裕福で上京し中学生風を吹かし都会の流行を田舎に吹き込む同級生を説き伏せるわざとらしさが白けさせた。
佐藤克巳

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