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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君にのmizukiのレビュー・感想・評価

4.9
なんだかんだで観てなかった。
シンエヴァ公開まで、円盤が全然出回っておらず、お蔵入り的なやつなのかなあと思ってた。(「まごころを君に」の方は観ようと思えば観れる状態だったのだけど。)
観れば理由はわかった。自殺助長ではないと思うんだけど、死への魅力を感じているからこそのこのセリフ、この演出なのだろうと想像できてしまう。「生と死は等価値」と言っていたシーンが強調されている。頭ではそう思うのは良くないってわかってるんだけど、地球規模、いや宇宙規模で考えてしまうと事実そうじゃない?と思わざるを得ない。実際、この世に生きている人は誰も死んだことはなくて、「死」がなんなのか本当にはわかんないから、魅力を感じるのは当たり前だと思う。
死への魅力は、希死念慮とは違う。「死んでみたい」と「死にたい」は、全然違う。本作は、その二つの別の方向性の考えが、今にも混ざりそうな危うさがある。これを観ることで、過去にそうだった自分が救われる。



ラストシーン、朝ごはんを食べながら観た🌞
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