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恋愛小説家のharunomaのレビュー・感想・評価

恋愛小説家(1997年製作の映画)
5.0
六度目の鑑賞。
やはり素晴らしすぎる。
もはや現実にもフィクションにも、このような世界は存在しない。
映画に共通前提やらコモンズが消え失せた証拠であるだろう。

2019/09/27

どうも撮影監督もふくめて画面の批評が特に必要のないニュートラルでオーソドックスな、かつて存在したらしい、普通のアメリカ映画(例えば『天使のくれた時間』はダンテ・スピノッティ、トム・クルーズの『ザ・エージェント』はヤヌス・カミンスキーが撮影だったりします(やっぱり映像がすごい良質、作家です)でこれが例外)というのは、どう話せばいいのでしょうか。善なる前進たるそのストーリーテリングに舌をまく? 透明な画面(の連鎖)とは、しかしひとつの歴史。できることはもう、ただ童心にかえって感動するしかありません。Mark したなかで私のそれにあたるのが、この『恋愛小説家』と『きみに読む物語』『ノッティングヒルの恋人』『アバウト・タイム』(『アバウト・タイム』はまた少しちがう、ちょっと最近のでもあるし、イギリスというツッコミはなしで)

きみに、その映画を語る言葉はないのかと言われるとよわい。でもなんだかんだ 3-4年に1度はどれも観直していて、大いに泣いて笑って、いいなぁ、アメリカ映画ってやっぱり素晴らしいねとすなおに感動している。。まいりました。言葉がでない。ただみるしかない、そしてなによりもおもしろい。
映画には、批評も映画祭も(映画祭は、ナイトレート・ピクチャー・ショー、ポルデノーネ無声映画祭以外にまともな映画祭はいまあるのか、どれも旧現代だろ)必要ないでしょう。と Filmarks に言ってもしょうがない。点数は前後の相対から。
レイチェル・マクアダムス(『アロハ』『恋とニュースのつくり方』『パニック・フライト』ウェス・クレイヴン!『スポットライト』)が大好きです。
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