やんしー

ティン・カップのやんしーのレビュー・感想・評価

ティン・カップ(1996年製作の映画)
4.5
ネタバレを含む


かつて天才ゴルファーと呼ばれたテイン・カップことロイ・マカヴォイはテキサス州のゴルフ練習場でレッスンをしている。
彼のもとにゴルフのレッスンを受けに美人精神科女医のモリーがやってきた。彼女は理論的な説明をカップに求める。しかし、カップのゴルフは感覚的で挑戦的なもので、モリーとは相反する考えを持っていた。そして、カップはその彼女になぜか惹かれていく。
しかし、モリーの彼は元大学でライバルであったデイヴィッドであった。彼はカップとは違い安全で無茶をしない確実なゴルフをして、プロで大活躍していた。
そして、カップはモリーにメンタル面のサポートをしてもらうことになる。
カップはモリーを手に入れるため、USオープンに出場して、デイヴィッドを倒すことを誓う。
まず、USオープンに出るための資格審査の試合で、持ち前の挑戦的で無茶なゴルフをしようとして、キャディと口論になり、カップはキャディの勧めるクラブとは違うクラブをキャディに求める。
そして、言うことを聞かず、安全に行けば確実にUSオープンへの出場が決まるというところであったため頭にきたキャディはな七番アイアン以外を全て折ってしまう。
キャディは辞めてしまう。結局、この審査には通る。
そして、USオープンに出場し、デイヴィッドと2人の最終決戦を向かえる。
最後のホール安全に行けば良いところを、独自の理論に従っていく
さあ結果は…



この映画を見て思ったことは、カップの飽くなき挑戦が観客を盛り上げる。
観客はスポーツに奇跡を求めている。
観客の期待は選手が不可能と思われることを乗り越えようとするところにある。
カップのゴルフはいわゆる外在的でない、
本当にゴルフを楽しむという内在的なところにあるのだ。
スポーツの魅力はこの映画にふんだんに盛り込まれていると思う。
やんしー

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