このレビューはネタバレを含みます
満男の作文や前半のやり取りから、さくらと博の愛の深さを見せられる。結婚はタイミングが要。お互いのことを考えられてから二人の人生が始まる。
当初、桃井かおりはサブキャラクターかと思った。寅が惚れるタイプではない上年の差が大きいため、中盤までマドンナと思わずに見てしまった。
たくさんの化粧や輝かしいものに囲まれ、自分がいなくなってしまうのではないかと結婚をキャンセル。(布施明の歌にもでてくるが、輝かしいものに惑わされてしまっていたのかもしれない)しかし、全てを取り払っても布施明のことは忘れられなかったのではないかと思う。恋すら始まっていなかった二人が、もう一度やり直したような感じがしてほほえましかった。
布施博が不器用で優しい役。「さしずめインテリだな?」インテリゆえ、言えないこと、できなかったことが多すぎたのかもしれない。
シンプルに生きることで、本当の幸せや好きなものが見つかることもある。
今回は特に源ちゃんが絶好調であった。画面の端で寅を指差して笑ったり、鐘をつくのを忘れて鐘の中に入れられたり、結婚式の感動シーンでは眠そうにしていたり、かなり目立つ。