いつもは振られる寅さんがまさかの人を振らせる異色作。
全編通してこれまでと異なるカメラワークがあるのも特徴の一つ。
山田洋次映画の中では珍しい手持ち撮影や家内ドリーも見ててなんだか興奮しちゃう。
そういう意味では遂に寅さんも小津の呪いから解放されたんだな。見ててすっきりしちゃうわ
いつもは寅さんがオチを締めたりするが、本作は結婚要素がかなり大きいためか、タコがオチを締めちゃったりする新鮮さもある。
23作もやってるとキャラが勝手に独り立ちしちゃうこともあるよね。
しかし爽やかさは最後まで変わらないのでこれからも安心して見れちゃう。これからも頑張ってね、寅さん