ぱんちむ

ユナイテッド93のぱんちむのネタバレレビュー・内容・結末

ユナイテッド93(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジオヒストリーの【アメリカを襲ったあの日の出来事】第一話「ファーストレスポンス」を観て。

世界貿易センタービルのテロはこんなにまで悲惨で、絶望するような状態だったのかと知る。

当時私は17歳だった。

9.11や同時多発テロ事態が起こったことは知っていたけどあまり詳しく知らないことに気づき、関連の映画を調べてこの映画に辿り着いた。

事実に基づいているからこそ、終始胸が苦しくなる内容である。

ユナイテッド93の乗客はハイジャックに対して最初抵抗しなければきっと帰れるかもしれない。

そう考えた。

でも乗客の1人の妻への連絡でWTCへの2機の突撃を知り

「自分たちもそのままでいたらどこかに追突されて死ぬ」

ということを悟り、飛行機を取り返そうと反撃にでた。

たまたま乗客の中に
元操縦士がいたこと
元管制官がいたこと
これが事実に基づくものなのかはわからないけど、この2人の存在は飛行機を取り返す行動にでるにはかなり大きい存在だったのではないかな。

墜落する直前まで

犯人に目的を遂行させない
俺たちは生きるんだ

一丸となって立ち向かうも、墜落するところは、とても胸が苦しくなりみてられなかった。。

結果的に93乗客たちの反撃のおかげで大都市に飛行機が突っ込むことは避けられた。

この人たちは数千人の命を救った。
勇敢。

でもやはり残酷だと感じた。

Amazonプライムでhistoryの契約をすると観れる「9.11 ユナイテッド93便最後の瞬間」というドキュメンタリー。

ここでは本人がフライト中にかけてきた肉性と、遺族のインタビューで乗客1人1人のエピソードが聞ける。

そして、それを聞くことで一人一人が生きていた、そこに居たことを実感し、心が揺さぶられる。

私は悲しくて仕方がなかったのだけど、

最後ユナイテッド93のご遺族の1人が

「彼らはみんな愛された人だった。その人々が立ち上がって闘い、成果を残した。息子がその一員なのが誇りよ。」

と言っていたのを聞いて、

亡くなった事実は変えられないけど、それをどう捉えるのかが重要なんだ。

そう気付かされた。

もし、自分がそこにいたら...そんなことを考えてしまう映画でした。

もう2度と起こってほしくない出来事。。
ご冥福をお祈りしますします。。

他、Amazonプライムhistory
「死のフライト 9.11 20年目の真実」

アメリカン航空11便
ユナイテッド航空175便
アメリカン航空77便
ユナイテッド航空93便

どの飛行機にも、本来は別の便の予定だったけど早く到着したいから上記の便に乗った人。
乗る予定だったけど乗り遅れて命が助かった人。
命運が別れる瞬間があった。

私にもそんな選択が日々起こっているのかもしれない。

今を精一杯生きよう、そう思った。
ぱんちむ

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