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黄昏のotomのレビュー・感想・評価

黄昏(1981年製作の映画)
4.8
人生の黄昏時のあれやこれに美しい黄金色の湖とで良く出来てる。実の父娘のオランウータン面が並ぶといささかキツいものがあるものの、ボケ散らかしながら虚勢と恐怖の入り混じった老人の演じ切り遺作となったヘンリー・フォンダは見事ととしか言い様がない。で、夫への理解を元にした、全方向に愛ある緩衝材としての役割をこなすキャサリン・ヘプバーンがまた泣ける。しかし、アメリカ人は大自然でマス釣りが好きだよな。自然との調和を大切にしつつ、自己を省みるって云う見習わなきゃいけないやつ。デイブ・グルーシンの優しげなピアノ劇伴もとても良かった。
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