ノブゴロウ

キューポラのある街のノブゴロウのレビュー・感想・評価

キューポラのある街(1962年製作の映画)
2.8
町工場に勤務する鋳物職人である父親が突然解雇されてしまい貧乏だが成績優秀で高校進学を目指していた女子中学が貧困に悩むお話
生まれも育ちも埼玉県は川口市の私は小さな頃からこの作品の名前だけは耳にしていたがこの歳(五十路)になって初めて鑑賞した

最初は内容云々よりも1962年(私が生まれる10年以上も前)の地元が見れて今では全く面影はないが「ここはあの場所かな?」と幼少期の微かな記憶と照らし合わせる事に気を取られてしまう
私が小学生の頃ですでに鋳物工場は数える程度しかなかったので今の人では「川口市=鋳物」と結びつけられる人は少ないと思う
生まれも育ちも川口市の私でさえ「そもそも鋳物ってなんなの??」と聞かれても答えられないし(私が無知なだけかもしれないけど)
そんな我が町川口市が舞台のこの作品は今や日本を代表する大女優吉永小百合が大きく飛躍するきっかけになった作品でこの作品で史上最年少の17歳で第13回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞しているだけあって当時16歳とは思えぬ美貌と堂々とした演技は流石と言った感じでサユリストと言われるファンの人たちが出てくるのも頷ける