Yu

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTのYuのレビュー・感想・評価

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菊とドリフト!
どう血迷ったかワイルドシリーズの三作目はトーキョーが舞台!
ハリウッドのド派手でパワーゴリ押しのゼロヨンムービーから、日本のミニマリズム、テクニックで攻めるドリフト映画に変わってくよ!

最近近所のコンビニで気合いの入った外国人店員さんがいるんだけど、カタコトでもすげー頑張っててスゲー!って思ってます!が、
これ映画だぜ?しかも大作の続編!めちゃめちゃポンコツ日本語でサイコー!やったぜ!
ウワバキ!ウワバキ!サムライ!ニンジャゲイシャオタク!ハイテク漫画in the animation!日本人はjust only one!!!

ただ本気で誤った日本感を出してる映画ってあまり多くないから結構好きです!『Mr.ベースボール』とか国を客観的に見れる機会ってそうないからうぴょ〜ってなるよね!
バックパッカーして国を知ったような口を聞く輩は『トーキョードリフト』を1000回見よう。
ドナルド・キーンが亡くなって比較文化論がヒートしてる2019年何だけど、かなりワイルドスピードも比較文化してて大学の授業を思い出したよ!
イ・オリョンの『縮み思考の日本人』とかエズラ・ヴォーゲルの『japan as no.1』とかカチカチな本を読むよりも『ワイルドスピード トーキョードリフト』を見よう!サイコー!でも比較文化論は面白いからみんなやろう!ウォークマンとか縦社会とかの秘密知りたくない??サイコー!またやりたい!

で、前半は通勤電車やら高校ハイスクール、そして物語の根幹のようでそうでもなかったガイジンの話。めちゃめちゃポンコツ何だけど、メッセージ性は強くて一括にバカ映画とは言えないんじゃないかなぁ、とか思ってた矢先「俺のiPodが○△☆?※✕!!」……なんて!?字幕がほしいよ!

日本のミニマリズムに則って物語も高校が舞台になってて単純にスケールダウンしたような印象。
ただ、笑っていいのか悪いのかわからないカルチャーショック達はめちゃめちゃ染みるからサイコー!シカタナイデスネ!
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