Ryoma

マイ・レフトフットのRyomaのレビュー・感想・評価

マイ・レフトフット(1989年製作の映画)
4.3
脳性小児麻痺を患った男性を演じたダニエル・デイ=ルイスの視線・動作・声調・表情などの演技がとにかく凄い。障がいを持っているからと蔑む人はいつの時代もいるけれども、本作に至っては、そんな視線を気にせず彼を支え続け、あるがままの姿を愛し続けた家族の姿、特に母親の無償の愛が言葉では表現しきれぬほどに素敵だった😌
家族の愛情を感じながらも、周囲とは違う自分の姿や生き方に悩み、自己嫌悪になり生きる意味を見失いそうになる彼の気持ちは、第三者では到底理解しがたいほど・推し量れないほどのものだったのたろうなと。それでも、自分を信じ続けた彼の姿や彼を想い続けた家族の姿は本当に眩いくらいに美しかった。


memo📝
原作者C・ブラウンの実話を映画化した作品。生まれながらの重度の脳性小児麻痺により、左足が少し動かせるだけで、後は植物人間同様の生活を余儀なくされている不遇の主人公が、その絶え間ざる努力の末、やがて言語能力を取り戻し、わずかに動く左足を使い絵を描けるようになるまで成長していく姿を描く。
1990年アカデミー賞主演男優賞、助演女優賞etc…
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