某所の大きなスクリーンにてDVD鑑賞、その1
- 予定外でこれはどうだってことで、冒頭のシーンを見る。なんじゃこりゃ。なにがおこったんじゃ。続きが気なりますぅっ!そんな声が飛ぶ。うん、たしかに。というわけで、その1はこれ。
- 1982年の映画。まだベルリンの壁が健在だった時代であり、サウジアラビアの油田で核兵器のテロを起こせば、世界のエネルギーの半分を300年にわたって使用不能にできるという脅しが、通用する時代というわけだ。
- 「ワシントン、ベルリン、モスクワ、テルアビブ、4つの都市を舞台」にするのだけれど、プルトニウムを奪うソ連KGBの車がアルファロメオだったりするのにニヤリとする。イタリアにおけるコミュニズムが、独自路線をとりながら、コミンテルンと関係を持ち続けているなんてことを思うと、つい。
- ポルシェが140キロでベルリンの壁を越えるシーンには、なんか感動しちまった。なにしろイスラエルのモサドの計算なんだからね。それはそれとして、この映画の5年前にはボウイがアルバム『ヒーローズ』(1977)を発表し、7年後にはベルリンの壁が崩壊(1989)してしまうことを考えると、なんだか時代を感じちゃうのは歳のせいだろうか。
- クラウス・キンスキー、わろた!