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スター・トレックVI/未知の世界の天のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アマプラに映画版がたくさんあったので視聴。

○3作目でクリンゴン人に息子を殺されたカークが、そのクリンゴン帝国との和平交渉の任務に就かされます。あいつらは腹黒い、信用ならん、絶滅すればいい!と鼻息荒いカーク。3作目の劇中ではそこまで悲しんでなかったのに不自然。怒りが遅れてやって来るタイプですか、面倒臭いなー( ; ̄Д ̄)
○クリンゴン和平使節団を艦へ招いて夕食会。腹の探り合いで砂を噛むような食事🍽も終わり、使節団が自艦へ帰った途端何故かエンタープライズ号から攻撃を受けて和平交渉の大使や部下が死亡。身に覚えのないカークやDr.マッコイが逮捕されます。
○使節団の中に今作の敵役、クリンゴン人で左目にアイパッチをビス留めしたチャン将軍という人が出てくるのですが、演じているのは「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐。
0:04:01〜画面左端で異星人クルーと会話してるのはなんとクリスチャン・スレーター。
○今作はとにかく、シェイクスピアの様々な作品から名言やセリフをこれでもかと引用しまくっていることで有名です。副題「未知の世界」も「ハムレット」劇中のセリフの引用。
○クリンゴンの裁判で有罪となり流刑星へ送られたカークとマッコイの無実を証明するため頑張るスポック。シャーロック・ホームズの「全ての不可能を消去して、最後に〜」という名言を引用して謎解きします。今までにない推理ドラマ展開がなかなか見応えあり。
○流刑星からの脱出をやけに段取り良く手伝ってくれる美女が現れますが、イエティみたいになったり小さな女の子になったり果てはカークに化けたりと自由自在に変身する種族でした。漫画「コブラ」にもミラージュ人という全く同じ設定の種族が登場します。この美女は故デヴィッド・ボウイの奥さんです。
○操縦士のチェコフに「艦長、進路を」と聞かれて「面舵だ、夜明けまで直進( ー`ωー´)✨」と返すカークカッコいいよカーク。
○今作は前作と違って合成技術が光学からデジタルに変わり、モーフィング技術も使われているため前述の変身シーンや戦闘シーンなども段違いに素晴らしいです。


メインの登場人物達が白髪👨‍🦳👩‍🦳でシワも増えて、シリーズの長さを物語っています。
「宇宙大作戦」シリーズは今作で完結、出演してきた面々もシリーズ引退となり、新スタートレックシリーズへと引き継がれました。
次の7作目からようやく見慣れたハゲ頭🦲ピカード艦長が登場。ここまでそこそこ長かった・・・🖖(´・ω・`)
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