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侠花列伝 襲名賭博のseapony3000のレビュー・感想・評価

侠花列伝 襲名賭博(1969年製作の映画)
5.0
ホームから野っ原へ汽車と並行していくヤクザと藤竜也、追う梶芽衣子。素晴らしすぎて心臓ドキドキする。その日その日の旬の魚を出す佐野浅夫と奈良岡の居酒屋飲みにいきたい。隠れ家的な露天湯のセットもすごくいいし、アイドルメイクの松原智恵子に映える襲名披露のピンクパープルの照明、ヤクザ映画とはちょっと違うメロウな音楽も良い、良すぎる。松原智恵子の大きなおメメと対照的な壺振り梶芽衣子のクールな佇まい、入れ墨背負って真っ裸のまま湯から上がって脱衣籠からドス取り出してヤクザをパパッと始末する一連の動作、サクサク歩いて汽車に乗る…痺れる〜太田雅子じゃなくて梶芽衣子。生娘のまま三人の男に愛される姫・松原智恵子。イイ脚本だなあ。滝のような雨に打たれるクライマックス、見明凡太郎が顔面を配水管の雨水に打たれながら絶命するシーンも唐突でなんかイイ。湯気立ち上る橋のシーン…助監督の藤井克彦で橋に繋がる。
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