不死鳥の川

ダウト 〜あるカトリック学校で〜の不死鳥の川のレビュー・感想・評価

3.5
カトリック神学校を舞台に、ある事件を発端とした神父への疑念とそれとの向き合い方を、校長と新米の2人のシスターの目線を通じて描いた作品。

2020年326本目。

神父をフィリップ・シーモア・ホフマン、校長をメリル・ストリープ、若いシスターをエイミー・アダムスと豪華なキャスティング。ホフマンとメリルの観ている側にも「ダウト」を抱かせてくる目立たないながらもスレスレの演技は流石でしたが、とりわけエイミー・アダムスのカメレオン女優っぷりには舌を巻きました。完全にイノセントなシスターを演じ切っています。

話としては『スポットライト 世紀のスクープ』を彷彿する内容を孕みながら、今ひとつ主題を掴みきれなかったですが、なかなか考察出来そうなテーマだとは思います。静かに淡々と進み盛り上がりはないですが。
不死鳥の川

不死鳥の川