2008年にリリースされた本作は、『スポットライト』でも描かれるボストン・グローブの報道(2002年)の影響を受けて作られた作品なのか、気になるところ。
今回2回目の鑑賞。1回目はあのメリルがロザリオを突き出して憤る演技に痺れたことしか、覚えていなかった。『スポットライト』を間に挟んだら、1回目で見えなかったことが見えてくる。
メリルは、神父の対極にいる。完全に推測だけれど、彼女の言う「大罪」は、恐らく、彼女のせいではないだろう。青少年への虐待だけではなく、修道女への暴行も横行しているのがカトリックだ。そしてそれを自らの罪だと思わせるのが…キリスト教ね〜
彼女の真実を追求する姿には、強い私怨を感じる。彼女の過去に、関連する出来事があった気配を、メリルは演技だけで伝えるのが、もーすごくて…。好き。
3人とも演技力凄まじい。語彙力がない。圧倒的。ヴィオラデイビスも有名になる前かな?彼女の演技も本当に良かった。
校長室では宗教画のような陰影を落とすシーンが多く、美しい。
そして最後まで脚本が良い、、、何度見ても名作でした。